ばね指の施術&固定
ばね指で悩まられている方多いのではないでしょうか?
皆さんは「ばね指」ご存知でしょうか?
曲げた指が戻らず、力を入れて伸ばそうとすると何かに引っかかったような状態になり、それから抜け出すと指が伸ばせるようになるのですが、その時の引っかかった状態と抜け出す感覚がなんとも気持ちの悪いみたいです。
一般的には指の使いすぎによって指を動かす筋肉の腱とその周りにある腱鞘が肥大し引っかかってしまう病気です。
でも、そんなに指を使いすぎる人って今の時代いるのかな〜
という疑問が湧いてきます。指を使うといえば昔は電話交換手、現在ではいるのでしょうか?
とはいえ様々な業種の方達もいますので、指をかなり酷使する職業のいる方はいるのでしょう。しかし、私の経験からばね指になる方の特徴があることちょっと皆さんに教えたいと思います。
①ばね指になる人は手首の骨にズレがある。
親指の下にある舟状骨という骨が通常の位置よりも内側に移動して血管や神経、筋肉の腱が走行するトンネルを狭めてしまします。その狭くなったトンネルを走行する指を動かすための腱が狭くなったトンネルにぶつかり、擦れ、傷ついてしまう、それにより手首の腱鞘炎が始まるのです。この腱鞘炎の炎症を抑えることしか考えず、注射や手術などの対処療法を行ってしまうと原因である手首の骨のズレを無視していますから、また痛みや症状が現れます。そんな状態で数年間過ごすと当然、指に負担がかかり指が反時計回りに捻れ、指の腱にも負担がかかり指の腱や腱鞘が肥大し、ばね指になるのです。
歩行の時腕を内側に振る。
ではなぜ手首の骨舟状骨が動いてしまうのか?
それはズバリ歩行です。
重心のバランスが崩れ、足の外側に重心が乗りすぎます。外側に重心がかかれば当然上半身も重心がかかった側に移動します。例えば右足の外側に重心がかかり過ぎれば上半身も歩行中右側に移動してしまいます。移動した上半身はなんらかの方法で戻さないと歩行においては右周りに歩いてしまう結果になります。そうならないためには右腕を左側に振ることで身体を起こしながら歩くということになります。それを歩行のたびに続けていれば少しずつ身体の捻れに繋がりその先には舟状骨のズレ、手首の不全脱臼へと発展していくのです。
ばね指の施術はその指をどうにかするというよりはズレてしまった手首を骨を元に戻してから指の捻れをとって行きます。でも、その前に重心バランスを整えることこれが一番重要なのです。ちゃんとした歩行が出来れば片方の腕だけを大きく内側に振るといったことがなくなり、手首の骨が捻れズレる要素がなくなるのです。
そうしたらいよいよ固定です。キネシオテープを使います。今回詳しくは説明しませんがこんな感じです。こちらの患者さまは中指のばね指でしたが手首の固定と中指のスパイラルテープで指が引っかからずに動かすことができ、「今晩は思いっきりシャンプーできる」と喜んで帰って行きました。
そんなことで、ばね指の症状は放っておくと進行して取り返しの付かないことになる方もいます。私も取り返しの付かない方を3人程見ております。そうならないためにも、病院で注射ばかりされてる方も早めにまひろ整体院までご相談ください。
お待ちしております。